付き合っている彼から結婚のプロポーズ…幸せ。。。
から一転、不安いっぱいになる状況が生まれやすいのが、転勤族の彼からの結婚申し込みです。
家族に報告した途端「転勤族の妻になることは反対だ!」なんて話も多くあります。
そんな反対を受け結婚に対して不安になっているている方に、心理学を学び何人もの相談受けてきた私から解決に向けてのアドバイスをご紹介します。
転勤族との結婚に反対するのは実は母親が大半
私も転勤妻のため、転勤妻の先輩として転勤がある彼との結婚に悩んでいる女性から相談を受ける機会があります。
そこでの大きな問題は”家族が反対している”ことが多いですが、その中でも反対している人は母親が圧倒的に多いのがわかりました。
話を聞いてみると反対理由はこうです。
・ずっとそばにいてくれると思っていたのに遠くに行くなんて許せない、理解できない
・専業主婦になってもつまらないだけ、あなたがかわいそう
・会えない距離に嫁ぐなんてもってのほか
・知らない土地で、新しく環境を整えて行くなんて難しい
・子供ができたら誰がお世話するの
・私たちの老後はどうしようと思っているの
などなど、いろいろな反対理由が出てきます。
このように反対理由を言われると、相談者のことを思って言っているように感じますが、実際文字で書き出してみると自分(母親)基準になって反対しているのがよくわかります。
母親はお腹を痛めて産んだかわいい娘を近くに置いておきたい、ずっとそばにいてくれないと不安なのです。
このように発言する親は、小さいころから娘のやることを心配して反対している傾向があります。
思い出してみてください。あなたの母親はどうでしたか?
何かやるごとに「本当に大丈夫なの?」「それで本当にいいの?」なんて言葉をよく発していませんでしたか?
こういった母親であれば、結婚自体を反対する傾向にあります。
そこへきて転勤族との結婚となると大反対となるわけです。
父親や兄弟に関しては、意外と容認することもありますが、やはり転勤族のお嫁に出すとなると心配ではあるようです。
家族に転勤族との結婚を納得してもらう方法
では、このように反対している親に対して、どのような方法をとることで結婚を納得してもらえるか順を追ってお話しします。
「もう何度も相談しているけど無理…説得できなかった」という人も一度実践してみてくださいね!
話し合いに環境を変える
いつも話している場所はどこですか?
大事な話をするときに場所を変えてもいいでしょう。
いつも実家で話しをしているなら、食事に誘って環境を変えるのも効果的です。
自宅では自分の言いたいことを言ってしまいますが、外出先だったらどうでしょうか。大きな声を上げることはもちろん、周りの目もあるため自分の興奮する状態を抑えようとするはずです。
例えば食事に誘ったとしましょう。
着席してすぐに話題を切り出す…そんなことはNGです!
嫌なことは早く済ませたい気持ちはよくわかります。
ただ話し合いのタイミングとしては、食事を楽しんで相手の気持ちも開放している時に攻めましょう!!
その時に大事になってくることを下記に具体的に書いていますので、参考に進めてくださいね!
反対されたからと言って怒りの感情をぶつけない
反対されると自分自身もわかってくれない親に対して、怒りの感情が起こります。
そうすると、”どうしてわかってくれないの!”と興奮状態になり、お互いに言いたいことを言い合って喧嘩し、終いには結婚に関係のない話まで挙がり関係が悪くなります。
一度関係が悪くなると関係を元に戻し、納得してもらうまでの道のりがかなり遠くなる可能性があります。
ですので話をするときは感情を抑えることに集中してください。
そのため最初から反対されるという、シミュレーションをしておくといいかもしれません。
人は思いがけない反応をされると、自分を守らなきゃと普段は言わないような余計なことを言ってしまったり、態度を取ってしまうことがあるのです。
”つい言ってしまった” ”感情的になってしまった”とならないように事前にシミュレーションしておきましょう!
親の反対理由を最後まで聞く
まずは冷静になって、親の反対理由を聞いてあげてください。
ただし反対理由を聞くのにも注意してほしいことがあります。
それは親が話し終わるまでは絶対に口を挟まないことです。
1つ理由を聞いたら「それで?」「あとは?」と自分の最大限の優しい口調で話を引き出し、親を立てて話をしてもらうことです。
また、これも必ずやってほしいことですが「そうだよね」「不安になるよね」「それはごめんね」などの共感しているよ!という声がけや相槌をしてください。
そうすると、人は不思議なことに徐々に冷静になっていきます。ここでは親に冷静になってもらうことに集中するようにしましょう。
どんなに、憎まれ口を叩かれても、結婚をしたいなら我慢し、自分が女優になった気持ちで、親の話を聞いてあげてください。
これは、実際にクレーム対応でもやっている手法で
1,怒っている相手の話をきく。
2,共感、謝罪する。
3,相手の話が終わったら、一つ一つ解決方法を伝える。
といったことはプロも行なっている手法です。
クレーム対応でもこれをで完結します。
この段階では親が話し終わるまで、自分は冷静にかつ親を立てて話を聞くことに徹底してください。
解決策を一緒に考える、または提案する
親の反対理由を聞き終わったら、次は解決策の提案です。
まずは話を聞いていると親が心配していることは十分にわかると思います。
その、心配をしていることに対して感謝の気持ちを伝えてあげてください。
そして、親の言っている反対理由について自分自身はどう思っていて、どう対応したらいいと思っているかを伝えます。
対応方法については現実的に可能な方法を伝えること。
難しい事柄に関しては、正直に”難しいことだけど、こうやって努力する”ということを伝えてください。
その繰り返しをしていくことで、徐々に結婚への方向性が見出されていくことが多く、初めは反対していた親が徐々に受け入れてくれた!という方も多いです。
しかしここで、喰い下がらない親もいると思います。そうなったときは次の手を打ちましょう!
第三者に仲介してもらう
ここまでの過程を辿っても、なかなか喰い下がらない親もいます。
そんなときは、第三者に話し合ってもらい、受け入れてもらうように話をするということです。
ここでの話し合いは、第三者と自分、親で話し合うのもいいですが、最初は第三者と親だけで話し合ってもらうことがおすすめです。
というのも、頑なになって拒否している姿を見られている親は、引き下がる姿を相談者の前では見せるのが嫌なことがあるからです。
そのため第三者との話し合いをしてもらい結婚についてどう思っているか、なぜ反対なのかを聞いてもらい、結婚を承諾してもらう手助けをしてもらってください。
第三者はどんな人がいいかは、兄弟や親戚の頼れる人、親の友人など、親と近い存在の人を選ぶようにしてください。
ここで知らない人が出てきても、親の怒りは増すだけですので注意してください。
ここまで手を尽くしても難しい場合もあるかもしれません。
しかし、時間をかけ思いをしっかり伝えてください。きっと伝わるはずです。
【番外編】こんな理由は結婚を反対される
上記で述べた対処方法は、かなり効果があります。
しかし、この対処方法でも難しい条件の理由もありますので紹介します。
転勤しても自分を養ってもらうだけの経済力が見込めない相手との結婚
転勤族はいつ転勤の発表が出てもおかしくない状況です。
そんなときに、相手男性の収入だけで暮らしていくのは難しいとなると自分が働かなくてはいけないということです。
しかし、働くと言っても、転勤族の妻として就職することはすごく難しいということ、また子供を考えているなら尚更、出費は増え、自分が働けない時期も来るということがあります。
そんな状況で親の承諾を受けることは困難です。
反対は当然で、これは結婚自体を考え直す必要があります。
また、どうしても一緒に居たいなら相手に転職してもらうなどの方法も考えてもらう必要がありそうです。
まとめ
親は子供のことを心配してくれる存在です。
子供が結婚するということは嬉しくも複雑な感情が入り混じる出来事です。
それに加え転勤妻になると知れば反対するのも仕方ありません。
ここで、自分が冷静になり、どのようにアクションしていくかでその後の方向性が決まります。
親に祝福されて結婚できるように、反対されてもめげずに時間をかけて進んでいきましょう。
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