転勤族と結婚したら単身赴任で別居？一緒に引っ越した方がいいの？

単身赴任と引っ越しどっちがいいの？

転勤族と結婚を考えている、またすでに結婚している人に付きまとう問題が、転勤になった場合に単身赴任か一緒に引っ越してついていくかという問題です。

転勤族にとっては結婚すること自体を揺るがすような、大きな問題となります。

そこで単身赴任、引っ越しのそれぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。

単身赴任の場合のメリット・デメリット

転勤族にとって単身赴任となれば家族と離れなければいけない状態になります。

それはお互いにとって、家族にとってどうなのかをよく考え行動することが必要です。

そこで単身赴任のメリット・デメリットを紹介しましょう。

ただこれはお互いの価値観によるものであり、信頼関係が成り立った夫婦であることが前提の話です。

また、仕事をしているのであれば、仕事を辞めずにスキルアップでき、収入もあるため安心感もあるでしょう。

子供がいるのであれば、環境の変化への心配なく、子育てできることも挙げられます。

さらに、ずっと住んでいる地域であれば知り合いや、頼れる人の存在がいると思います。そうなると安心して生活できるでしょう。

勤めている会社の規定にはよりますが、単身赴任の費用を全て負担なんていうところはないと思ってください。

単身赴任をする場合は自分たちが生活する費用を細かく算出すること、会社の規定を確認し、自宅に帰る時の交通費の補助はあるのか、それは何回まで支給なのか調べる必要があります。

そこでどのくらいの支出があるか考える必要があります。

また、男性が一人暮らしになると食事を自分で作ることをしない人が多く、外食に頼る人がいます。

そのため栄養バランスが偏る可能性があり、健康面でのサポートが十分にできないことが予想されます。

さらに離れて監視の目がない分、自由に生活できるということで、不倫したり、知らないところでお金を使っていたりと、離婚に追い込まれる家庭も少なくありません。

そのため、単身赴任で別居するのであれば、よく話し合い家族のルールを決めて、生活することがうまくいくコツになります。

一緒に引っ越しするメリット・デメリット

転勤の話が出た時に子供がいない状況では一緒に引っ越す方が多いですが、

それは、転勤を言い渡された時の状況や家族形態によっても選択の仕方が変わってくるでしょう。

そこで一緒に引っ越すことのメリット・デメリットを紹介していきます。

これは、社交的な人には転勤のプラスポイントになると思います。

子供がいる場合でも、始めは今いる友達と離れる寂しさはあると思いますが、

新天地で新しい友達が増えることは、視野が広がり、各地に友達ができることになりプラスになる子もいるでしょう。

家族が同じ境遇の中にいることで、仲のいい家族、絆が強い家族が多いことが挙げられます。

しかし、これらのメリットが逆にデメリットになる家庭もあるということです。

そうなると、喧嘩も絶えないことになりかねません。

また、仕事をしている人は仕事を辞めざるを得ない状況になるということです。

今まで積み重ねてきたものを手放し、新天地で再就職するか主婦になるかも検討しなければいけなくなるのです。

転勤族と結婚したら出てくる問題点

転勤族と結婚を考えたり、結婚をすると出てくる問題は多くあり、頭を抱えることもしばしば…

私も転勤族の妻として生活し、今までにたくさんの問題と向き合って来ました。

その問題点について細かく見ていきましょう。

家族・兄弟となかなか会えなくなる

転勤になった場合、実家と同じ地域に転勤になることはかなり難しいでしょう。

県外になる可能性が高く、家族と会いたくても会えない状況になることが考えられます。

また遠くに引っ越すとなると、車で行ける距離だといいですが、飛行機や新幹線を利用しての帰省になることもあります。

そうすると帰省しただけでも数万〜数十万なんてことも！

帰省するシーズンは長期休みが多くなりますので、そのぶん時間も労力もかなり使うこと、

出費も増えることを念頭に置いてなければなりません。

そうなると、”帰省するのは今回は辞めとく？”なんてことにもなり、家族と会える時間が減る転勤族の方は多いです。

転勤先で信頼できる友人や助けてくれる人ができていれば問題ないですが、

不安を抱えながら生活していると家族の大切さ、家族の絆を実感でき”会いたい”という気持ちが大きくなったりします。

遠くに暮らしてるが故にすぐに会いに行けないもどかしさが出て来たりしますよね。

ただ、そのぶん会った時の嬉しさは倍増するかもしれません。

子供を考えるタイミング、子供がいた場合の問題

転勤族と結婚をして将来子供を考えた時に、”近くに頼る家族もいない！”　”いつまた転勤になるかわからない！”という状況で子供を考えることになったとき

”時期はどうしよう…”　”病院はどこがいいの？”　”もし子供ができてもママ友はできるのかな…”なんて不安になる要素がたくさん出て来ます。

知らない土地で子育てをするとなると、妻の負担は大きくなることが予想されます。

そこで夫の協力が得られればいいですが、仕事が忙しいとなると、”協力を得られない！”なんてことも。

また、今の時代は約6組に1組は不妊症の検査や治療をしたことがあると言われています。

そうなると、自分たちもその可能性が出てくるということになります。

治療に関しては知らない土地で知り合いがいない中、どこの病院がいいか探したり、

費用の面でも大きく負担がかかることが予想されます。

そこでご主人と十分に今後の将来設計はよく話し合うことが大切になります。

子供がすでにいる場合は、幼稚園や学校問題がまず挙がるでしょう。

小さいうちは家で面倒をみることもできますが、年齢が上がってくると幼稚園や学校に通わなくてはいけません。

子供に友達ができるかの心配や、転校せる時期の不安も付きまといます。

また子供がいて、転勤も多いとなると頼る人もいない状況で、自分が就職したい時のデメリットになることも。

そのため、転勤妻は家庭に入る人が多くいるのも現状です。

自分の仕事はどうするか

今まで仕事をしてきた人は、転勤になっても職場に通える距離である、

または単身赴任ではない限り、夫の転勤を機に辞めなければいけない選択をしなければなりません。

結婚を機に仕事をしないで専業主婦になる！という方は問題ないですが、今は女性も社会に出てお金を稼ぐのが当たり前の時代になりました。

そのため、転勤後も”就職したい”と望む方も多くいます。

しかし、専門性のある職業だったり、人材が不足している会社以外は就職することが難しい状況です。

やはり、雇う側からしたら、いつ転勤するかわからない人を長く雇うよりは、その場所に定住している人の方がはるかに魅力的です。

また、子供を考えている、子供がいるといった場合にも採用される確率が下がってしまいます。

もし就職を考えている場合は、そのことを念頭に置き就職活動することが大切です。

あとは、採用されないからといって落ち込まないこと！どうしたら良いか、一旦立ち止まって考えてみてください。

就職するといってもいくつか方法はあります。

一時主婦になり時間がある中で、自分のアピール方法を考察したり、転職しても就職しやすい資格の取得を考えることもいいでしょう。

また在宅でできる仕事をする！なんて方法もあります。

そして一番いい方法が転職先を斡旋してくれる紹介会社に登録してみること。

正社員は難しいですが、派遣社員や短期の派遣、アルバイトはハードルが下がります。

仕事をするなら少しでもいい条件で、また収入も多い方がいいですよね。

そのため、自分ではしにくい自己アピールや給料アップの交渉をプロの紹介会社にお任せする！そんなこともできます。

紹介会社ではそんな転勤族妻にはもってこいの会社です。

働きたいと考えている人は夫が転職しない限りはこの問題に直面するということ！

長い目で見て自分にあった方法を確立していくことが、いい就職先を見つける方法になるのではないでしょうか。

こちらも合わせて読むのがオススメ→転勤族の妻の仕事に正社員は難しい？働き方の選択肢はパートのみなのか？

引っ越しによる出費がある

転勤による引っ越しの場合、多くは引っ越し費用は負担してくれる会社が多いですが、

それに伴う家財の負担をしてくれる会社は多くありません。

準備金として出してくれたとしても、それだけでは賄えないのが多くあるということです。

具体的にはカーテンや照明、エアコンがない場合は購入しなければいけませんし、

購入するだけじゃなく、設置にも費用はかかります。

今までのネット回線を解約し、再契約。

それにも工事費が必要なんてことも！

また、車が必須の地域への転勤では会社が車を準備してくれますが、家族の分はもちろんありません。

そのため自分用の車を購入する。なんていう人も多くいます。

転勤のない人の考えだと”転勤族の人って収入が安定してるから引っ越しても大丈夫でしょ”

なんて考えの人もいますが、転勤による引っ越し貧乏なんて家庭も多くいます。

転勤による引っ越しが数年単位で予想される場合は引っ越しのための貯蓄なんてことも考えないといけません。

そのため、どれだけ費用かかかるかを把握し、出来るだけお金をかけないで済む方法を検討することも大事になってきます。

こちらも合わせて読むといいですよ→転勤の引っ越しは自腹または会社負担？転勤族に聞いた実態は！

まとめ

転勤の条件や家族のライフスタイルによって、選択肢が変わってきます。

一概にどちらがいいとは言えませんが、転勤がある方と結婚を考えている、またはすでに結婚している人にとって転勤は大きな岐路であることは間違いありません。

ですので、パートナーとよく話し合い納得する形で選択することが幸せな家庭の第一歩と言えます。